ところで、日焼け止めクリームは、どうして日焼けを「止める」ことができるのでしょうか。実は日焼け止めに配合されている紫外線遮光剤には2種類あるのです。ひとつが「紫外線吸収剤」もうひとつは「紫外線散乱剤」です。
紫外線吸収剤は、お肌に到着する前に紫外線を吸収するというもので、UVB波を防ぐのに有効とされています。つまり紫外線吸収剤を多く入れれば、SPF値は高くなるのです。
ところがこの紫外線吸収剤は、ほとんどが水に溶けないため、油で溶かす必要があります。吸収剤そのものが油脂である場合もあります。つまり、紫外線吸収剤を使った日焼け止めクリームは、SPF値が高ければ高いほど、油分を多く含んでいるということになります。日焼け止めクリームがベタベタするのはそのせいです。
一方、紫外線散乱剤は文字通り、紫外線をお肌の表面で乱反射させるもので、UVA波もUVB波も防ぐ効果があります。紫外線を予防するには油分の入らない散乱剤を使った化粧品を選ぶべきなのです。
吸収剤の入ったものは、SPF値は高いけれど「油やけ」を引き起こしてしまいますし、お肌に強い刺激を与えます。やたらにSPF値の高いものを選ぶのは、危険なことです。目先のことにとらわれないで、長い目で見て、本当にお肌に悪影響を及ぼさないものを、選んでいただきたいのです。
えみりんの日記単なる「日焼け」は時間がたてば必ず元に戻ります。もちろん、だからといって「日焼け」をどんどんしていいということではありません。上手に紫外線からお肌を守るにはどうしたらいいのでしょう。
紫外線はお肌にとって、“百害あって一利なし”ですから、上手にUVケアをする必要があります。UVケアというと、専用の日焼け予防化粧品を使っているという方が多いでしょう。日焼け予防化粧品には「SPF値」が表示してありますね。SPF値とは、日焼けから肌を守る指数のこと。
たとえば、SPF値5の製品は、何も塗らずに太陽に当たったときよりも、時間にして5倍長く、赤くヒリヒリするやけど状態にならない、という目安なのです。SPF値1は、約20分から25分間、日焼けを防ぐと考えてよいでしょう。
SPF値が50ということは、赤外線(UVB波)を、20時間50分、防げるというものです。しかし、考えてもみてください。
1日は24時間であり、その中の日照時間を考えても、20時間以上も紫外線に当たり続けるなどということは、現実にはあり得ません。つまり、SPF値はそんなに強力に高いものを選ぶ必要はないのです。
化粧品についてのアンケートでも、みなさんがもっとも誤解していることが、このSPF値の本当の意味でした。みなさんもご自分でお使いのUV化粧品があれば、SPF値をチェックしてみてください。
えみりんの日記